地震や津波以外の災害(火山)

地震や津波以外の災害(火山)

【広範囲に降り注ぐ火山灰から、身をいかに守るのかが大切です。】

日々、爆発と噴火を繰り返して
噴煙を吐く鹿児島県の桜島以外でも
富士山や箱根山、浅間山など日本各地で
多数の活火山の噴火が懸念されています。

実際に桜島では入山制限がとられていて
阿蘇山や霧島山では火口周辺に近づくことが規制されています。

活火山とは過去1万円以内に噴火した火山、
および現在活発な活動を言いますが
その数は全国で110山を数えます。

さらに火山防災のために監視・観測体制の必要が
あるとされる火山は47山あります。
もちろん、今後更に増える可能性は充分にあります。
気象庁では、噴火の前兆を捉えて
噴火警報を発表するために、
地震計や傾斜計などのさまざまな装置や観測施設を整備して
関係期間からのデータ提供も受けて
24時刊体制で火山活動を監視、観測しています。

基本的には噴火は予測できますので
人的被害は少ないといわれています。

マグマが瞬時に噴出することもありません。

1990年に噴火した長崎県・雲仙岳では火砕流によって
死者が数十名出ていますが
ほとんどはメディアとその対応をした消防団員などで
2000年の東京・三宅島の噴火では全島民が避難しています。

万が一、活火山が噴火した場合にどうすればいいのでしょうか?

近くの住民は事前に親戚や友人宅など
避難先を決めておくことが有効です。

震災のように、長期にわたって
避難生活を強いれられる可能性もあります。

また、火山灰は半径数キロと
遠く離れた場所まで広範囲に降り注ぐと考えられます。

火山灰には小さなガラス片が多く含まれていますので
眼や喉を守るために精度の高い防塵マスクや
防塵ゴーグルを備えておきましょう。

他の災害と同様に
日頃から情報を集める習慣を身に付けておきましょう。