関東大震災から90年が経ちましたが
90年間に100名以上の死者を出した大地震の発生は15回にも及びます。
ここから、考えると日本は6年に1度襲われていることになります。
地震の規模は年々大きくなっていて
死者・行方不明者の数も格段に増えてきています。
今後30年間に首都圏直下型地震や南海トラフ地震、
東海地震などがかなりの確率の高さで起こると予想されていますが
実際の所、想定通りに地震が起きたことは1度もありません。
何が起こるかわからない所に地震の恐さがあります。
ですので、日本中で100%安全な場所はどこにもないと考えて
どこでも震度6強の地震に備える心の準備が大切です。
ではどのように準備すればいいのでしょうか?
「小さな揺れを感じたら、必要なものだけを持って
すぐに安全ゾーンに避難する癖をつける」ことが重要です。
緊急地震速報が鳴ったら
とにかくすぐに行動する必要があります。
大きな揺れが来るまで
数秒しかないこともありますが、そのわずかな時間をどう行動するかで
生死が分かれることもあります。
心の準備として、もう1つ付け加えたいのが
公的援助(公助)に頼り過ぎないことです。
自分と家族の安全を確保できたら(自助)
隣近所で共に助け合う(近助)ようにすることも重要なのです。
阪神・淡路大震災で亡くなった人のうち、
家や家具の下敷きになったり、火災など室内で死亡した人が9割以上でした。
しかも、そのうち89%は地震発生から16分以内に
死亡しているといわれています。
これでは、救急車や消防車が来るのを待っていても間に合いません。
隣近所の人が総出で火を消し止めて
瓦礫の中から救い出すことが災害を最小限に食い止める方法です。
時には大規模地震という不条理な災害に対して
逃げたり、諦めたり、怯んだりするのではなく
その地域に踏みとどまって戦う勇気と覚悟を持つことも
大切な心の準備の1つです。
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