離れ離れになった時の安否確認方法

離れ離れになった時の安否確認方法災害はどこで遭遇するか分かりません。家族の安否確認が出来ないと、冷静な行動が出来なくなって
やみくもに探しまわってしまい、
自身も危険な目にあってしまうこともあります。パニックに陥らないためにも
家族間でどのような連絡方法を取るかを話し合っておく必要があります。安否確認を
しようとした時にその手段としてほとんどの人が携帯電話や携帯メールに頼っているという
データが東京都防災ホームページにもレポートされています。

次に固定電話と続きますが
被災地に向けて、多くの電話が一斉にかけられるため
被災地方面への電話はつながりにくくなる傾向にあります。

これは、災害復旧活動に関わる重要通信の疎通を確保するために
被災地方面への通話をコントロールするためです。

東日本大震災時に、家族や知人と最初に連絡が取れるまで
3時間以上かかったという人も少なくありません。

いずれにしても、安否確認には時間がかかります。

災害によっては、通信施設そのものが
ダメージを受けてしまうこともありますので
複数の連絡手段を話し合っておく必要があります。

携帯電話、メールのほかに連絡手段として
「災害用伝言ダイヤル」や「災害用伝言板サービス」などがあります。

離れ離れになった時の安否確認方法

どれも体験利用日を設けていますので
一度、利用しておくと災害時に役に立つはずです。

その他にも「三角連絡法」というものがあります。

被災地内、または被災地以外から
被災地への電話はつながりにくくなる傾向にありますが
被災地から外への電話は比較的つながりやすいこともあります。

遠方の親戚や知人を中継地点にして
連絡を取る方法が「三角連絡法」です。

安否を中継してくれる親戚や知人に
公衆電話を使用して、無事であることや避難先を伝えておけば
そこに連絡した家族は安否確認が出来ます。

出来れば、中継地点は1か所ではなく
何か所か作っておくといいでしょう。

このためにも、家族全員で中継地点になってくれる人の電話番号をメモして
連絡する優先順位をきちんと取り決めておくことも大切です。

次に無事である目印をどこかに残すという方法です。

固定電話も使えない、携帯電話は破損してしまったなどの場合に
家族に安否を知らせる方法として
玄関ドアなどに張り紙を出して、
無事であることを知らせるという方法もありますが
これは「この家は無人で留守です。」と言っているようなもので
災害時に盗難などに合う可能性があります。

離れ離れになった時の安否確認方法

留守であることはわからないように
家族だけが知っている場所を決めておいて
そこに無事であることや避難場所のメモを
残すようにしておくことをお勧めします。

家族で決めておいた無事の印になるもの
例えば、ハギレなどを結びつけておいても安否を伝えることは可能です。

災害時の連絡方法は必ず、事前に家族で取り決めておきましょう。