地震が起きた時の最初の行動(外出先編)

※※※日頃から安全ゾーンを確認して、瞬時に逃げ込めるように準備しましょう。※※※「会社」窓やガラスから離れるようにしましょう。天井からの落下物にも注意が必要です。

大地震が起きたら、ビルの大きな窓が次々と割れて
周辺にガラスが飛び散る危険があります。

天井から照明機器が落下してきたり、
コピー機がすごい勢いで突進してきたり、
デスク上のパソコンが飛んでくるかもしれません。

職場には凶器がたくさん潜んでいると考えてください。
小さな地震であれば、机の下に身を隠す避難でいいかもしれませんが
建物が倒壊するような大地震ともなれば
机ごと押しつぶされてしまう可能性もあります。

直ちに同じフロアの安全な場所に移動するようにしてください。

では職場の中で安全な場所とは?

一般的に非常口に近くて ものが置いていないところ

一般的に非常口に近くて
ものが置いていないところが安全といわれています。

防災訓練などの時を利用して
よく確認しておくようにしましょう。

 

 

「地下街」 閉鎖感から起こるパニックに巻き込まれないことが大切です。

地下鉄の駅構内や地下街は耐震設計なので
地上にいるよりも比較的安全な場合もあります。

しかし、停電などで照明が消えて
真っ暗になると、大勢の人がパニックに陥って
非常口に殺到する可能性があります。

人々が1か所に集まることで
将棋倒しが起こる危険性もありますので
まずは落ち着いて、行動することが必要です。

混乱していない出口を探して
地上に脱出するか、係員の指示に従うようにしましょう。

 

 

エレベーター」すべての階のボタンを押して、止まった階で降りましょう。

1981年以降に設置されたエレベーターは
震度4以上の地震を感知したら
自動的に最寄りの階に止まるように設計されているといわれていますが
実際には阪神・淡路大震災や東日本大震災のときも
エレベーター内に閉じ込めらたというケースが何件もあったようです。

エレベーター内で強い揺れを感じたらどうすればいいのでしょうか?

まず、全ての階のボタンを押しましょう。

運良く止まったら、その階で降りて
非常階段で脱出してください。

揺れが収まって、エレベーターが動き出したとしても
使用しないでください。

では、エレベーターに閉じ込めれてしまったら?

緊急通報ボタンを押して、 管理会社と連絡を取り救助を待ちましょう。

緊急通報ボタンを押して、
管理会社と連絡を取り救助を待ちましょう。

管理会社自体が被災していて
インターホンがつながらなったら、
携帯電話などで警察や消防に通報して
焦らずに救助を待つようにしてください。

 

 

「百貨店・スーパーマーケット」大地震が起きたら、陳列棚や商品が凶器に変身します。

物が溢れていている百貨店やスーパー、コンビニなどで地震に遭遇すると、
ガラスのショーウインドーが割れたり
化粧品や酒瓶などのガラス製品が飛んできて割れて
大ケガをすることも考えられます。

商品が凶器となることを認識しておくことが大切です。

どのフロアにいるかでも危険度は違いますが
重い物が多い家具売り場や家電フロアは危険だと考えて下さい。

揺れを感じて、商品棚の間の狭い場所に逃げ込むのはやめましょう。
棚が倒れて、圧死する危険があります。

また、大勢の客でにぎわっている食料品フロアでは
パニックが起きやすいとされています。

出口を求めて人が一か所に殺到するので
混雑に巻き込まれないように注意しながら
別の出口を探すようにしましょう。

まずは、深呼吸して落ち着くことも大切です。

また、百貨店やスーパーマーケットでは
天井から色々な表示板が吊るしてありますので
天井からの落下物にも気をつけてください。

とりあえず、レジのカゴやバッグなどで
頭を守り、商品棚から離れて、安全な場所へ避難するか
すみやかに非常口から脱出するようにしましょう。

係員の指示を待ってから行動するといっても
非常事態では係員も自分の身を守るので精一杯になっている場合もありますので
自分の身は自分で守るように行動してください。

 

 

「歩いているとき」看板やガラスの破片など、倒壊物が飛んでくる可能性が高いです。

外を歩いているときに揺れがきたら
まずは頭上からの落下物に気をつけましょう。

店の看板や外壁、窓ガラスなどが降るように落ちてくることもあります。

そういう時は持っているバッグで頭を守りながら
その場を離れるようにしてください。

上下左右に細心の注意を払って
安全な場所へ逃げ込むようにしましょう。

では、街中で比較的安全なところは?

銀行や金融関係のビル、新しい高層ビルは耐震性に優れています。
また、ガソリンスタンドも消防法の厳しい建築基準をクリアしているため
地震や火事に強いと言われています。

 

 

「乗り物」突然の揺れで急ブレーキがかかると大事故の原因になります。

大地震が起きたら、電車は自動的に
あるいは手動で停止します。
バスは運転手の判断で停車することになります。

急ブレーキに気をつけましょう。

すぐに吊り革やポールにつかまって
衝撃に備えて身構えてください。

割れる危険のある窓ガラスから離れることも忘れないでおきましょう。

車の運転中に地震が来た時は?

震度5以上の大きな揺れの場合、
パンクした時のようにハンドルをとられます。

急ブレーキを踏むと追突事故を引き起こしかねません。ハンドルをしっかりと握って
徐々にスピードを落として、左側に停車しましょう。

エンジンを止めて揺れがおさまるのを待ってください。

ラジオなどで地震情報や交通情報をチェックしてから
次の行動を開始するようにしてください。

以前なら、キーをつけたまま
徒歩で避難するように指導されていましたが
道路に車を放置すると、救急車や救助隊の通行の妨げになる可能性があります。

車を置いて避難する時は近くの空き地など
道路外に移動させて駐車することが新常識となっています。

もしくは、ドアロックをしないで、キーをつけたままにしておきます。

連絡先を貼っておいて、車検証などの貴重品は持って出るようにしましょう。