火災時の対処方法

災害時には火災が発生する可能性が高いとされています。

ここでは火災時の対処方法をお伝えします。

まず、初期消火についてです。

自宅で火災が発生した際に炎が天井に達した時点で
自己で消火することはあきらめてください。

そして、避難することを再優先に考えてください。

次に煙についてです。

火災の恐さの1つが「煙」です。

煙には一酸化炭素などの有毒ガスが多く含まれており
吸引してしまうと非常に危険です。

横へ拡がる早さは1秒間に0.5〜1mですが
上に昇る速さは1秒間に3〜5mと非常に早くなっています。

煙は粒子状に拡がりますので
次第に見通しが悪くなる傾向にあります。

天井まで火が達して、消火が出来ない場合は
息を止めて避難しましょう。

煙は上から下へ層をなすようにして、下がっていきますので
床上スレスレには空気が残っていて
視界もはっきりしている可能性があります。

「アゴ、ヒジを床に付けるようにして、足で進む」これが基本姿勢です。

もし、今いる場所に空気が有る場合は、
ポリ袋などに空気を入れて、その空気を吸いながら
避難する方法もあります。

※住宅火災では、逃げ遅れによる死者が約70%を占めるといわており
日本では2011年6月から、全ての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。※

火災時の対処方法